やりがいを実感できる介護職

仕事にやりがいを感じることができれば、やる気や向上心を持つことができます。介護職のやりがいは、何と言っても人の役に立っていることを実感できることでしょう。そもそも世の中にある全ての仕事は、誰かの役に立つことを前提としています。そうでなければ報酬を得ることができません。しかし、職種によっては間接的に役に立つものもあります。

たとえば自動車や飛行機は便利な移動手段ですが、それらの部品を製造している段階では、誰かの役に立っていることを実感しづらいものです。しかし介護職の場合、介助を行うことで利用者の役に立っていることを肌で実感できます。利用者の笑顔を見ることもありますし、感謝の言葉を受けることもあるでしょう。仕事とはいえ自分の行いが直接誰かの助けになるのですから、これほどやりがいを感じられる仕事もありません。

また、人間的な成長を実感できることもやりがいの一つだと言えます。若く健康であるほど、加齢や障害によって強いられる身体的不自由がどれほど辛いのかを想像しづらいものです。場合によっては想像すらしたことがない人もいるでしょう。しかし老いは誰もが経験することですし、病気や不慮の事故で障害を持つことになってしまうこともないとは言い切れません。利用者の介助を行うことで、徐々に気持ちに寄り添うことができるようになるでしょう。さらに、この先自分はどのように年齢を重ねていくのかを考えるいいきっかけにもなります。