介護士の仕事が向いている人の特徴とは

体力的にも精神的にも負担が大きい介護士の仕事。時には、辛いと感じてしまい、仕事をやめたいと考えてしまうこともあるでしょう。しかし、介護の現場で働いている人の中にはニコニコと楽しそうに日々の業務に取り組んでいる人の姿もあります。仕事には向き不向きがあり、介護業界で楽しみややりがいを感じながら仕事をしている人は、介護の仕事が向いている人でしょう。介護スタッフに向いている人の特徴を知れば、仕事選びの参考にすることができます。

介護士とは、社会福祉の専門職です。福祉とは、人を幸せにするという意味となります。介護をする目的は、高齢者の尊厳の保持、そしてより良い生活や自立した日常生活を送れるように支援することにあります。そのため、人の役に立ちたい、お年寄りと関わるのが好きと思える人は、介護の仕事にやりがいや楽しみを見いだしやすく、向いている人と言えるでしょう。日頃から利用者に思いやりを持って関わることで、信頼関係も築きやすく、利用者からの感謝の言葉が活力になります。

ただ、思いやりややさしさだけでは務まらないのが介護士です。介護士に向いている人の特徴に、体力や忍耐力があるというのがあります。夜勤と日勤を繰り返す不規則な勤務体制や、車椅子からベッドへの移乗介助など、体力が必要な場面は多いです。介護士は、時には職場で心無い言葉を浴びせられ、傷ついてしまうこともあります。スタッフや利用者やその家族の人などと良い人間関係を築いていくためには、忍耐力が必要です。逆境に耐えうる忍耐力がある人は、介護士の仕事を長く続けていくことができますし、この業界に求められている人材と言えるでしょう。